韓国旅行を予定している糖尿病の方の中には、
「インスリンは飛行機に持ち込める?」
「注射針は飛行機の機内に持ち込んでも大丈夫?」
「リブレを装着したまま搭乗できる?」
など、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、糖尿病の治療に必要なインスリンや飲み薬、注射針、血糖測定器は、自己使用の範囲であれば韓国へ持ち込めます。
ただし、出発前に持ち込みルールや保安検査で知っておきたいポイントなどもあります。
この記事では、公的機関や航空会社の情報をもとに、韓国旅行へ持参する糖尿病の薬や医療機器の持ち込みルールを分かりやすく解説します。

私は糖尿病の治療でインスリンを使用しています。
韓国旅行では「飛行機に持ち込めるのかな?」と気になり、航空会社や公的機関の情報を調べました。
この記事が、同じような不安を感じている方の参考になれば嬉しいです。
※この記事は、公的機関や空港などが公表している情報をもとに、一般的な持ち込みルールをまとめたものです。薬の使用方法や旅行中の治療、持参する量については、主治医の指示に従ってください。
韓国旅行で覚えておきたい3つのポイント
- 糖尿病の薬や医療機器は自己使用なら持ち込みできます。
- インスリンや血糖測定器は預け荷物ではなく機内持ち込みにしましょう。
- 通常は特別な申告や医師の診断書は不要ですが、お薬手帳があると安心です。
なお、糖尿病の治療薬(処方薬)は問題なく持ち込めますが、韓国では一部の「市販薬」(風邪薬や鎮痛剤など)に持ち込み制限があります。糖尿病の薬と一緒に普段飲んでいる市販薬も持参する場合は、事前に以下の記事も確認しておくと安心です。
▶韓国に持ち込めない市販薬
韓国へ持って行けるもの一覧
糖尿病の治療で普段使っているものは、韓国へ持参できます。
「これは持って行ける?」と迷いやすいものを一覧にまとめました。
| 持ち物 | 持ち込み | おすすめ |
|---|---|---|
| インスリン | ○ | 機内持ち込み |
| インスリンペン | ○ | 機内持ち込み |
| 注射針 | ○ | 機内持ち込み |
| 血糖測定器 | ○ | 機内持ち込み |
| 持続血糖測定器(CGM) | ○ | 装着したまま搭乗 |
| インスリンポンプ | 〇 | 装着したまま搭乗 |
| 低血糖対策用のブドウ糖 | ○ | 機内持ち込み |
| インスリン用保冷剤 | 〇 | 機内持ち込み |
いずれも自己使用目的の場合です。

旅行中は普段よりたくさん歩くし、食事の時間もズレやすいから、低血糖とか心配だよね。

ブドウ糖はすぐ取り出せるバッグに必ず入れておこう!
インスリンは預け荷物より機内持ち込みがおすすめ
インスリンや注射針、血糖測定器は、預け荷物ではなく機内持ち込みにしましょう。
理由はシンプルです。
- 預け荷物が遅れたり紛失した場合でも治療を続けられる
- 貨物室の温度変化による品質劣化を防げる
- 機内や到着後すぐに使用できる

インスリンだけじゃなくて、消毒綿とか注射針、測定用のチップも全部セットで機内持ち込みにするべき?

うん、必要なものは全部まとめて機内持ち込みしたほうがいいよ!
旅行日数分だけでなく、万が一に備えて少し多めに持参しておくと安心です。
リブレ(CGM)やインスリンポンプは装着したまま飛行機に乗れる?
FreeStyleリブレなどの持続血糖測定器(CGM)やインスリンポンプは、装着したまま飛行機に搭乗できます。
機種によっては、X線検査装置や全身スキャナーを避けるよう案内している場合があります。
使用している機器の最新のメーカー案内を確認しましょう。
機器の故障やデータ破損を防ぐため、保安検査を受ける前に、持続血糖測定器(リブレ)またはインスリンポンプを装着していることを検査員に伝えましょう。
なお、スマートフォンのリブレアプリは、機内モード中でも利用できます。
詳しい取り扱いについては、メーカーの最新情報もあわせて確認しておきましょう。

リブレやインスリンポンプを装着している場合は、保安検査の前に検査員へ伝えてね!

機種によっては、保安検査機器の使用を避けるよう案内されている場合があるからね。事前に検査員へ伝えよう。
インスリン注射は保安検査で申告する?
通常、インスリンや注射針の持ち込みに特別な申告は必要ありません。
検査員から確認を求められた場合は、「糖尿病治療で使用するインスリンです」と伝えれば問題ありません。
お薬手帳や処方内容が分かる書類をすぐに取り出せるよう、手荷物に入れておくと安心です。
※リブレやインスリンポンプを装着している場合は、保安検査前に検査員へ伝えてください。
こんな場合は事前に航空会社へ確認を
インスリンや注射針の持ち込みだけであれば、通常は事前連絡は不要です。
ただし、以下に該当する場合は、事前に航空会社へ確認しておくと安心です。
- インスリンポンプを使用している
- 持続血糖測定器(CGM)を使用している
インスリンポンプや持続血糖測定器(CGM)の一部機種には電波を発する機能があります。
航空会社によっては、機内で使用する際に機内モードへの切り替えを案内している場合がありますので、事前に確認しておくと安心です。
航空会社によって必要書類が異なる場合があります
糖尿病の方の航空旅行に特別な制限はありませんが、インスリンや注射針の持ち込みに関する案内は航空会社によって異なります。
- アシアナ航空
インスリン注射を持ち込む場合や、インスリンポンプなどの体内埋め込み医療機器を使用している場合は、医師所見書2部の提出を案内しています。 - ANA・JALなど
診断書の提出は基本的に不要ですが、保安検査をスムーズに通過するため、処方箋、お薬手帳、糖尿病患者用IDカードなどの携帯を推奨しています。

アシアナ航空は医師所見書が必要なんだね。

公式サイトで所見書の用紙(フォーマット)をダウンロードして主治医に記入してもらってね。
なお、必要書類や提出方法は変更される場合があるため、利用する航空会社の公式サイトで最新情報を確認しておきましょう。
インスリンの保管方法

インスリンは、高温や直射日光、凍結を避けて保管する必要があります。
凍結したインスリンや高温にさらされたインスリンは、本来の効果が十分に得られなくなる可能性があるため、注意が必要です。
旅行中も、使用しているインスリンの添付文書やメーカーが案内する保管方法に従って管理しましょう。
夏の韓国旅行では保冷ケースがあると安心
韓国は地下鉄やショッピングモールは冷房が強い一方、真夏は30℃を超える暑い日が続き、35℃近くまで上がることもあります。
長時間屋外を歩く予定がある場合は、インスリン用の保冷ケースを活用すると持ち運びしやすく、温度管理もしやすくなります。
冬の韓国旅行では凍結に注意
冬の韓国は日本より気温が低く、ソウルでは氷点下10℃前後になる日もあります。
屋外で長時間冷気にさらすと凍結するおそれがあるため、外気に直接さらさないよう寒さ対策をしながら持ち運びましょう。
Q&A|よくある質問
インスリンや注射器を飛行機へ持ち込む際によくある疑問をまとめました。
機内でインスリン注射をしてもいいですか?
A. 医師の指示に基づくインスリン注射であれば、機内で使用できます。
インスリンや保冷剤は液体物扱いですか?
A. インスリン(液体)やジェル状の保冷剤は液体物に該当しますが、治療に必要な医薬品として例外的に機内へ持ち込めます。
通常の液体物には「100mⅼ以下の容器を容量1L以下のジッパー付き透明プラスチック袋に入れる」というルールがありますが、医療上必要なインスリンや保冷剤は100mⅼ制限の対象外のため、透明なプラスチック袋に入れる必要はありません。
ただし、保安検査をスムーズに受けるため、次のように準備しておくと安心です。
- インスリンや保冷剤は保安検査で提示しやすい場所に入れておく
- 確認を求められたら、糖尿病治療に必要なものであることを伝える
- お薬手帳や処方内容が分かる書類を携帯しておく
使用済みの注射針はどうすればいいですか?
A. 使用済みの注射針は、携帯用シャープスボックス(針回収ケース)などに入れて保管しましょう。
帰国後に、普段受診している病院や薬局の案内に従って処分してください。
機内のゴミ箱や一般ごみとして捨てるのは厳禁です。
インスリンは預け荷物に入れてもいいですか?
A. 機内持ち込み荷物に入れましょう。
預け荷物は、紛失や遅延、貨物室の温度変化によってインスリンが使用できなくなるリスクがあります。
旅行中に必要な分は、機内へ持ち込みましょう。
血糖測定器は事前に航空会社へ連絡した方がいいですか?
A. 通常の血糖測定器であれば事前連絡は不要な場合がほとんどです。
ただし、充電式の機器やインスリンポンプなどを使用している場合は、利用する航空会社へ確認しておくと安心です。
英文の診断書や証明書は必要ですか?
A. 多くの航空会社では必須ではありません。
ただし、長期間の滞在や海外で受診する可能性がある場合は、日本糖尿病協会の英文カード(Diabetic Data Book)や英文の証明書を用意しておくと安心です。
なお、アシアナ航空のように医師所見書の提出を案内している航空会社もあるため、利用する航空会社の最新情報を事前に確認しておきましょう。
まとめ
韓国旅行では、糖尿病の飲み薬やインスリン、注射針、血糖測定器などは、自己使用目的であれば持参できます。
| 持ち物・項目 | 持ち込み可否 | 旅先での注意点・対策ポイント |
| インスリン・飲み薬 | ◯ | 必ず「機内持ち込み手荷物」へ! 紛失や遅延、貨物室の温度変化(高温・凍結)による品質劣化を防ぐため。 |
| 注射針・血糖測定器 | ◯ | 機内持ち込み可能。 保安検査で確認を求められたら「治療用」と伝えれば問題ありません。 |
| 持続血糖測定器(CGM) | ◯ | 装着したまま搭乗可能。 故障を防ぐため、保安検査前に「センサーを装着している」と検査員に伝えてください。 |
| インスリンポンプ | ◯ | 装着したまま搭乗可能。 CGM同様、保安検査前に装着している旨を検査員に伝えてください。 |
| お薬手帳・処方内容がわかる書類・糖尿病患者用IDカード・英文カード | 推奨 | 保安検査で確認を求められた場合や、万が一現地で受診する際に役立ちます。 |
| 使用済みの注射針 | 持ち帰り | 機内や現地のゴミ箱へ捨てるのは厳禁。 専用の回収ボトル等で保管し、日本に持ち帰ってかかりつけ医の指示通りに処分しましょう。 |
| インスリン用保冷剤 | ◯ | 保冷ポーチにセットした状態で、インスリンと一緒に機内へ持ち込めます。 |
| 低血糖対策用のブドウ糖 | ◯ | 機内や観光中、すぐに取り出せる場所に常時携帯しておきましょう。 |
特にインスリンや血糖測定器などは、紛失や温度変化のリスクを避けるため、必要な分を機内持ち込み手荷物に入れておくのがおすすめです。
また、お薬手帳や処方内容が分かる書類、必要に応じて(長期間滞在する場合など)日本糖尿病協会の英文カードや英文診断書を用意しておくと、保安検査や万が一のトラブル時にも役立ちます。
韓国旅行中は日本より歩く機会が多く、食事時間が前後することもあります。
インスリンや飲み薬だけでなく、ブドウ糖や補食も手元に準備しておくと、より安心して旅行を楽しめます。
安心して韓国旅行を楽しむための3大チェックリスト
糖尿病があっても、事前にルールを確認し、必要な薬や医療機器を準備しておけば、安心して韓国旅行を楽しめます。

出発前には利用する航空会社の最新情報も確認し、余裕を持った準備で快適な旅にしてくださいね✨
✈️韓国への持ち込みルールはこちらをチェック!
▶モバイルバッテリーの持ち込みルール
▶コンタクト洗浄液の持ち込みルール
▶薬の持ち込みルール
▶ひげそり・カミソリ・眉用ハサミの持ち込みルール
▶マッサージガンの持ち込みルール
参考リンクまとめ
- 糖尿病情報センター(糖尿病の方の旅行)
- 公益社団法人日本糖尿病教会(海外旅行用 英文カード)
- 国土交通省(よくある質問Q7)
- 国土交通省 Q&A 医薬品等の取扱はどうなりますか
- 厚生労働省(海外渡航先への医薬品の携帯による持ち込み・持ち出しの手続きについて)
- JAL(国際線|Q&A)
- ANA(インスリンポンプ・自己使用注射器(針)等を使用されているお客様)
- 仁川国際空港(制限品FAQ)
- アシアナ航空
※この記事は2026年7月現在で確認できる日本・韓国の公的機関および航空会社の情報をもとに作成しています。持ち込みルールや必要書類は変更される場合があるため、渡航前には利用する航空会社や関係機関の最新情報をご確認ください。また、治療内容や使用している医療機器によって対応が異なる場合もあります。
💡日本への持ち帰りルールも合わせてチェック!
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