フィリピン旅行を控えていると、ふと気になるのが「薬の持ち込みって大丈夫?」という疑問ではないでしょうか。
風邪薬や頭痛薬、胃腸薬など、日本で普段使っている市販薬はそのまま持っていけるのか。
特に持病がある場合、処方薬は問題なく持っていけるか、不安に感じる方も多いと思います。
結論:フィリピンでは、観光目的の通常量の市販薬・処方薬は基本的に持ち込み可能。
ただし向精神薬など一部の薬は事前確認が安心です。
この記事では、
- 市販薬持ち込みの注意点
- 処方薬や持病がある人の注意点
- 持参すると安心な薬の種類
- 現地で体調を崩した時の医療費の備え
について、わかりやすくまとめています。
旅行前の不安解消に、ぜひ参考にしてください。
国によって持ち込みルールは異なり、韓国では一部の市販薬が持ち込み禁止となるケースもあります。
詳しくは、韓国旅行で注意したい薬の持ち込みルールをご覧ください。
この記事の内容は2026年2月時点の情報です。
※本記事は一般的な情報をまとめたものであり、最終的な判断は必ず公的機関や医師にご確認ください。
フィリピン旅行に持っていくと安心な市販薬

フィリピンでは観光目的での通常量の市販薬であれば、基本的に持ち込みは可能です。
現地にも薬局はありますが、言葉の違いや成分・用量の違いから、日本と同じように使えない場合もあります。
短期旅行であれば、日本で使い慣れた薬を旅行日数分+予備程度を持参しておくと安心です。
持っていくと安心な市販薬一覧
旅行中に起こりやすい体調トラブルに備え、次のような薬を準備しておくと安心です。
| 薬の種類 | 主な用途 |
|---|---|
| 解熱鎮痛剤 | 頭痛・発熱・生理痛など |
| 胃腸薬・整腸剤 | 胃もたれ・腹痛・消化不良 |
| 下痢止め | 水や食事の変化による下痢 |
| 風邪薬 | のどの痛み・鼻水・軽い発熱 |
| 酔い止め | 乗り物酔い |
| 虫刺され薬 | かゆみ対策 |
| 湿布 | 肩こり・腰痛・歩き疲れ |
| 目薬 | ドライアイ・疲れ目・ほこり対策 |
💡注意したいポイント
「販売目的」と疑われるような大量の持ち込みは避ける。
個人使用の範囲内(旅行日数分+予備程度)にとどめましょう
持病がある人|処方薬の持ち込みルール

持病があり、毎日薬を服用している方は、通常の旅行準備に加えて少し丁寧な準備が必要です。
特に海外では日本と医療体制や薬の取り扱いが異なるため、事前対策が安心につながります。
処方薬は必ず日本から持参する
フィリピンでも薬は購入できますが、日本と同じ薬・同じ成分が手に入るとは限りません。
- 商品名が違う
- 用量が異なる
- 医師の処方が必要な場合がある
そのため、普段服用している薬は旅行日数分+予備を日本から持参するのが基本です。
薬は必ず機内持ち込みにしましょう
スーツケースに入れると、
- ロストバゲージ
- 遅延
- 高温による劣化
などのリスクがあります。
糖尿病・心疾患・てんかんなど、服薬が重要な方は、必ず手荷物に入れて持ち込みましょう。
英文の処方箋や薬の説明書があると安心
入国審査で確認を求められるケースは多くありませんが、成分によっては説明を求められる可能性があるため、
- 英文処方箋
- 薬の説明書
- お薬手帳(薬剤師に相談すると英語を併記してもらえる場合もあります)
があると安心です。
英語併記のお薬手帳と英文証明書の違い
お薬手帳の英語併記は、あくまで海外の医師との情報共有用の簡易的なものです。
しかし、入国審査や空港での確認など、正式な証明が必要な場面では、医師に依頼して作成してもらう英文薬剤証明書(薬剤携行証明書)が必要になることがあります。
医療機関の場所を事前に調べておく
持病がある方は、万が一体調を崩した場合に備え、以下の情報を出発前に確認しておくと安心です。
- 滞在エリアから近い病院の場所
- 日本語が通じる、または通訳がいる医療機関
- 自分の入っている保険が使える「提携病院」
フィリピンでは病院によって設備や対応が大きく異なります。
いざという時に「どこに行けばいいの?」とパニックにならないよう、メモ帳やGoogleマップに保存しておきましょう。

具合が悪い時に自力で病院を探すのは、想像以上にハードルが高いもの。
あらかじめ「ここなら安心」という場所を知っておくだけでも、心の余裕が違いますよ。
万が一の救急時の対応については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
👉「フィリピンの治安と救急対策」
持ち込み制限に注意が必要な薬もある
通常量の市販薬や処方薬であれば、空港で特別な申告は必要ないケースがほとんどです。
ただし、向精神薬や一部の強い鎮痛薬など、成分によっては規制対象となる場合があります。
こうした薬を日常的に服用している方は、あらかじめ主治医に英文の処方証明書(薬剤携行証明書)の発行を依頼しておくと安心です。
薬の成分名や用量が記載された書類があれば、万が一入国時に確認を求められた場合にも、落ち着いて対応できます。

まずは、主治医に相談してみよう!
法令により規制対象となる主な薬剤の例
日本では、特定の成分を含む薬剤の持ち込み・持ち出しが法律で厳しく制限されています。
代表的な例は以下の通りです。
| 法的区分 | 主な成分・薬名例 |
| 麻薬 | モルヒネ、フェンタニル など |
| 向精神薬 | ジアゼパム、トリアゾラム など |
「医療用麻薬」に分類される強い鎮痛薬(モルヒネやフェンタニルなど)を携帯する場合は、一般的な処方薬とは異なり、事前に公的な「許可証」を取得する必要があります。
自己判断せず、必ず主治医に相談しましょう。
厚生労働省による解説と規定
医療目的であっても、これらの薬剤を海外へ持ち出す、あるいは日本へ持ち込む際には以下のルールが適用されます。
「麻薬及び向精神薬取締法」又は「覚醒剤取締法」の規定により、医療用の麻薬又は向精神薬若しくは医薬品覚醒剤原料を、医師から処方された本人が携帯して入国する場合を除いて、一般の個人が輸入することは禁止されており、違反した場合には処罰されます。 (本人が携帯せずに、他の人に持ち込んでもらったり、国際郵便等によって海外から取り寄せることはできません。)
- 医療用麻薬(モルヒネ、フェンタニル等)又は医薬品覚醒剤原料の携帯輸入:
地方厚生局長の許可が必要です。詳しくは、各地方厚生局麻薬取締部にお問い合わせください。- 医療用向精神薬(ジアゼパム、トリアゾラム等)の携帯輸入:
1ヶ月分を超える分量又は注射剤を携帯輸入する場合は、事前に輸入確認証を取得する必要があります。
日本への持ち帰り(輸入)には厚生労働省のルールがありますが、フィリピンへの持ち込みルールは国によって異なります。
強い薬を携帯する場合は、フィリピン共和国大使館(東京)などで、必ず最新情報を確認しましょう。
フィリピンへの薬の持ち込み量と注意点
旅行で必要な薬は、滞在日数に合わせて必要な分だけ持っていくのが基本です。
必要以上の量を持ち込むと、販売目的と疑われる可能性があります。
次の表で、薬の種類ごとの目安と持ち込み時のポイントをチェックしてみてください。
| 薬の種類 | 持ち込み量 | 必要書類・注意点 |
|---|---|---|
| 処方薬 | 滞在期間中に必要な分のみ | 英文の診断書・処方箋があると安心。 大量の場合は入国時に確認を求められる場合がある。 |
| 市販薬 | 旅行期間中に必要な分のみ サプリ・ビタミン類も常識的な個人使用量にとどめる | 元のパッケージのまま持参し、中身が分かる状態にしておく。 |
| 注意が必要な成分 | 麻薬成分・向精神薬(強い睡眠薬、ADHD治療薬、コデイン含有鎮痛剤など) | 成分や量によっては、事前確認や手続きが必要になる場合がある。 |
長期滞在の場合や大量に持ち込む場合、また注意が必要な成分を含む処方薬については、
事前にフィリピン共和国大使館(東京)へ確認すると安心です。
薬品名(成分名)・分量・滞在期間などを伝え、輸入許可が必要かどうかを確認しましょう。
現地で薬は買える?
結論から言うと、フィリピンでも多くの薬は購入できます。
都市部にはドラッグストアが多数あり、一般的な解熱鎮痛剤や風邪薬、胃腸薬などは比較的簡単に手に入ります。
ただし、日本と同じ成分や用量とは限らないため、使い慣れた薬は日本から持参しておくと安心です。
体調を崩した場合はどうする?

事前に薬を準備していても、慣れない環境や気候の変化で体調を崩してしまうことはあります。
そんな時は、慌てずに対応しましょう。
症状が強い・長引く場合は医療機関へ
次のような症状がある場合は、我慢せず早急に受診しましょう。
- 高熱が下がらない
- 激しい腹痛や下痢が止まらない
- 意識がもうろうとする、または強い脱水症状がある
持病がある方の備え
現地の医師に治療内容や服用薬を正確に伝えるため、英文の診断書や処方箋を持参しましょう。
言葉の壁があっても診察がスムーズに進みます。
体調を崩した場合は、病院へ行く前に加入している海外旅行保険会社のサポートデスクへ連絡しましょう。
狂犬病のリスクと「命を守る」行動
フィリピンは狂犬病の発生国であり、発症後の致死率はほぼ100%です。
万が一、動物(犬、猫、サルなど)に噛まれたり引っかかれたりした場合は、以下の行動を直ちにとってください。
- 応急処置
すぐに流水と石鹸で傷口を念入りに洗い流す。 - 即受診
傷の大小や症状の有無にかかわらず、速やかに医療機関を受診
自己判断は非常に危険です。
「少し引っかかれただけ」と思っても、命を守るために迷わず受診することが大切です。
救急時の対応については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
👉「フィリピンの治安と救急対策」
高額な医療費への備えは万全ですか?
フィリピンの私立病院では、診察や検査費用が高額になる場合があります。
- 診察費
- 点滴・検査費
- 入院費
- 救急車の搬送費
これらが自己負担になると、想像以上の出費になることも。
海外旅行保険には必ず加入しておくことをおすすめします。

フィリピンの私立病院は設備が整っている分、支払いがシビアなんだよね。
僕はいつも、サポートと補償が手厚いエポスカードを必ず携帯しているよ。
✅ なぜ「エポスカード」が選ばれるのか?
フィリピンの病院では、受診時にデポジット(預かり金)を求められることがありますが、エポスカードがあればその心配をグッと減らせます。
- キャッシュレス診療に対応
提携病院なら、窓口での自己負担0円で受診可能。
高額な医療費をその場で立て替える必要がありません。 - 24時間日本語サポート
「今いる場所から近くて、日本語が通じる病院」を24時間いつでも探して案内してくれます。
自力で調べる手間がなくなります。 - 年会費が永年無料
1枚持っておくだけで、旅行のたびに高い掛け捨て保険に入る手間とお金が浮くのも大きなメリットです。

年会費無料なのに手厚いサポートが受けられるんだね。
💡【ここだけ注意!】保険を有効にするコツ
以前は「持っているだけ」でOKでしたが、現在は「旅行代金の一部(空港へ行く電車・バス代や航空券など)をこのカードで支払うこと」が保険適用の条件です。
出発当日の移動費を1円でもカード払いにするだけで、手厚いサポートが受けられるようになりますよ。
👇まだ準備していない場合は、年会費無料なので出発前に1枚持っておくと安心です。
エポスカード
英語が通じる国とはいえ、体調が悪い時に英語で交渉するのは本当に大変です。
「日本語で相談できる場所がある」という安心感は、何にも代えられませんよね。
⚠️ 知っておきたい「補償の範囲」について
クレジットカード付帯の保険は、旅行中にかかった病気やケガが対象です。
残念ながら、日本で治療中だった「持病」が現地で悪化した場合の治療は、補償の対象外となるのが一般的です。
持病が特に心配な方は、別途「持病の応急治療」もカバーできる任意の海外旅行保険への加入も検討してみてくださいね。

旅行中はつい予定を詰め込みがちだけど、
体調に少しでも違和感があれば早めに休むことが大切ですよ。
まとめ|事前準備があれば、安心してフィリピン旅行を楽しめる
フィリピン旅行では、一般的な市販薬の持ち込みで問題になるケースはほとんどありません。
ただし、持病がある方や一部の処方薬を持参する場合は、事前に確認や準備をしておくとより安心です。
おさらいポイント
- 必要な薬は日本から持参する
- 処方薬は英文の証明書があると安心
- 元のパッケージのまま持ち運ぶ
- 現地でも薬は購入できるが、成分や用量に注意
- 動物に噛まれた場合はすぐに医療機関へ
- キャッシュレス診療対応の保険に加入して備える
旅行中の体調トラブルは誰にでも起こり得ますが、
事前に準備をしておけば、落ち着いて対応することができます。
大切なのは、「過度に不安にならないこと」と「必要な備えをしておくこと」。
しっかり準備を整えて、安心してフィリピン旅行を楽しんでくださいね✨
フィリピン旅行中にお腹を壊さないよう、水や衛生面の注意点をまとめました。
👉【フィリピン(マニラ)水・衛生事情まとめ】
この記事の内容は 2026年2月時点の情報 に基づいています。
薬の持ち込みルールや規制は変更される可能性があるため、渡航前に最新情報をご確認ください。



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