フィリピンの首都マニラは、日本からも多くの観光客が訪れる人気の都市です。
しかし、日本とは文化やマナーが少し違うため、知らないままだと、思わぬトラブルや危険につながることもあります。
実際に夫と友人がマニラを訪れたときも、「これはやらない方がいいんだ」と感じる出来事がいくつかあったそうです。
この記事では、その体験をもとに、フィリピン旅行で気をつけたいNG行動を15個紹介します。
※本記事は2025年11月の実体験をもとに、2026年時点の情報としてまとめています。
🈲フィリピン・マニラ旅行のNG行動一覧(15選まとめ)

最初に、フィリピン旅行で気をつけたいNG行動を一覧表でまとめました。
※特に赤色で示している項目は、罰金・トラブル・健康被害につながる可能性があるため要注意です
| No | NG行動 | ポイント |
|---|---|---|
| ① | 飲食店に飲み物を持って入る | 持ち込み禁止の店あり |
| ② | マニラ・ベイ・ビーチへ飲食物を持ち込む | 入口で廃棄の可能性 |
| ③ | 荷物検査を拒否する | セキュリティチェックは一般的 |
| ④ | 路上ATMを使う | モール内ATMが安全 |
| ⑤ | 人前で相手を叱る | 面子を重んじる文化 |
| ⑥ | はっきりNoと言いすぎる | やんわり断る |
| ⑦ | 人を指差すハンドジェスチャー | 失礼な行為 |
| ⑧ | 政治・宗教・貧困についての話 | 聞き役にまわる |
| ⑨ | マニラベイで泳ぐ | 観賞用ビーチ |
| ⑩ | 指定場所以外で喫煙 | 罰金の可能性 |
| ⑪ | 教会で露出の多い服装 | 宗教マナー |
| ⑫ | 写真撮影のマナー違反 | 警備員・空港など |
| ⑬ | トイレットペーパーを流す | ゴミ箱へ |
| ⑭ | 水道水を飲む | ミネラルウォーター |
| ⑮ | 野良犬・猫に触る | 狂犬病リスク |
体験談を含んだフィリピンのNG行動と理由・対策についても詳しく解説していきます。
🧋フィリピン旅行で注意|セキュリティ・持ち込みのNG行動

フィリピンの商業施設や公共エリアの入り口には、必ずと言っていいほど銃を携行した警備員(ガードマン)が立っています。
彼らのチェックは非常に厳格で、特に「飲食物の持ち込み」に関しては日本の感覚でいると驚くことが多いです。
① 飲食店に飲み物を持ち込むのはNG
体験談
水のペットボトルを手に持ってレストランに入ろうとしたところ、入り口の警備員に呼び止められました。
結局、その水は店側で「一時預かり」となり、店を出るまで返してもらえませんでした。
理由
飲食店では 「店内の飲み物を注文してもらう」という営業上の理由だけでなく、セキュリティの観点からも外部からの液体持ち込みを厳しくチェックします。
対策
カバンの中に入れておけば通れることもありますが、手に持っていると100%止められます。
最初から持たないか、カバンにしまっておくのが無難です。
②マニラ・ベイ・ビーチに飲食物を持ち込むのはNG
体験談
マニラ・ベイ・ビーチへ行こうとした際、コンビニで購入したコーヒーを手に持っていたところ、海岸の入り口にいた警備員に入場を拒否されました。
「持ち込み禁止」と言われたため、その場で全て飲み干し、ゴミ箱に捨ててようやく入場が許可されました。
理由
マニラ・ベイ・ビーチ(通称:ドロマイト・ビーチ)は、フィリピン政府がマニラ湾の浄化作戦の一環として総力を挙げて整備した場所です。
景観と環境を維持するため、一般的なビーチよりも非常に厳しい管理が行われており、「ゴミになる可能性のあるもの」の持ち込みは一切禁止されています。
対策
入り口ではバッグの中身までしっかりチェックされます。
飲みかけのペットボトルやコンビニの袋などは、入場前に飲み干して処分しておくか、そもそも持参しないのがマナーです。
③ 荷物検査を拒否する・不審な動きをするのはNG

体験談
ショッピングモールに入ろうとした際、入口でバッグの中を確認されました。
最初は少し驚きましたが、周りの人も全員チェックを受けており、現地ではごく普通の光景だったようです。
理由
フィリピンではテロ対策や犯罪防止のため、モール・ホテル・大型施設の入口で荷物検査が行われることが一般的です。
観光客だけでなく、現地の人も必ずチェックを受けます。
銃社会という背景もあり、警備員の指示にしたがわないことは、不審な行動とみなされ、強く注意されたりトラブルになる可能性があります。
対策
荷物検査はごく普通のセキュリティ対策なので、警備員にバッグを見せれば問題なく通れます。警備員が棒(検知棒)で中を軽くつついて確認し、「OK」と言われたら進んで大丈夫です。
また、大きな荷物がある場合は、入り口のカウンターで預けるよう指示されることもあります。
④ 路上のATMを無防備に使うのはNG
体験談
路上でATMをよく見かけました。
ただ、日本のATMと違い、建物の外壁にむき出しで設置されていました。
日中で人通りがあっても、治安的な不安を感じ利用する気になりませんでした。
理由
観光客を狙ったスキミングや盗難などの犯罪リスクがあるため。
対策
ATMを利用する場合は、ショッピングモール内や銀行の中など、人通りが多く警備員がいる場所を選ぶと安心です。
🙅♂️ 対人・コミュニケーションのNG

フィリピンの人たちはとてもフレンドリーで親切ですが、一方で「自尊心」を非常に大切にする文化を持っています。
現地の方と気持ちよく交流するために、最低限知っておきたいコミュニケーションのタブーを確認しておきましょう。
⑤ 人前で相手を叱る・恥をかかせるのはNG(最大のタブー)
NG行動
感情的に激しく責め立てたり、公の場で間違いを指摘し恥をかかせる行動
理由
フィリピン人は「アモール・プロピオ(自尊心)」を非常に大切にします。
周りに人がいる状況で恥をかかされると、自分の尊厳を守るために予想外の激しい攻撃に出てくる可能性があり、非常に危険です。
対策
たとえ相手に非があっても、冷静に対処するのが身を守るための鉄則です。
⑥ はっきり「No」と言いすぎるのはNG
体験談
ホテルの敷地内にある喫煙スペースでタバコを吸っていたとき、露店の店主がタブレットも持ってきて「気になる商品はないか?」と何度も聞いてきました。
最初はあいまいに返していましたが、最終日に「やっぱり要らない」とはっきり断ったところ、店主が怒ってしまい、日本語で「あなた悪い人」と言われてしまいました。
理由
フィリピンでは露店の店主が何度も声をかけてくることがあります。
強く断ると相手の気分を害してしまうこともあります。
対策
「Maybe next time」や「Sorry」といった、やわらかい言い方で断ると角が立ちにくいです。
⑦ フィリピンでNGなハンドジェスチャー
NG行動
1.人や物を人差し指で指差す。
2.人差し指を上にして曲げ「おいで」と手招きする。
3.相手に向かって「裏ピース(手の甲を相手に向ける)」をする。
理由
1.フィリピンでは大変侮辱的な行為です。
2.フィリピンでは犬を呼ぶ時の仕草です。
3.国によっては侮辱的な意味に取られることがあり、フィリピンでも避けたほうが無難な仕草です。
対策
1.方向を示す際は唇を突き出してその方向を指す、または手のひら全体を使って示す。
2.人を呼ぶときは「手のひらを下」に向け、指を揃えて手前にパタパタと動かします。
3.写真を撮るときは、親指を立てる「サムズアップ(👍)」が無難です。
⑧ 政治・宗教・貧困について軽率に話すのはNG
NG行動
現地の政治批判や、キリスト教への疑問、貧困層についての安易な同情。
理由
フィリピン人は愛国心が強く、また宗教(主にカトリック)が生活の根幹にあります。
外部の人間がこれらを批判的に語ることは、大きな反感を買います。
たとえ目の前に物乞いや貧困の光景があっても、安易に同情したり批判したりするのは避けましょう。
対策
もし現地の方とそうした話題になったとしても、「自分の意見を強く言わず、聞き役に徹する」のが無難です。
「日本ではどうなの?」と聞かれたら、「フィリピンとは少し文化が違うけれど、どちらも良いところがあるね」といった、中立的で柔らかい返しを心がけると角が立ちません。
🔗あわせて読みたい
実際にマニラの街中で遭遇したストリートチルドレンの現状や、現地のリアルな空気感については、こちらの記事で詳しくまとめています。
👉 【実体験】フィリピン・マニラ旅行の治安
🚭 公共の場・マナーのNG

観光スポットや公共の施設にも、フィリピン独自のルールが存在します。中には「知らない」では済まされない、高額な罰金が科せられる厳しい規制も。
楽しい旅行を台無しにしないために、公共の場での振る舞いや、マニラ特有の最新マナーをチェックしていきましょう。
⑨ マニラベイビーチで泳ぐのはNG
体験談
綺麗な夕日が見えるビーチですが、泳いでいる人は誰もいませんでした。
理由
水質汚染が深刻なため、泳ぐと健康被害のリスクがあります。
現在は浄化が進んでいますが、基本は「観賞用」のビーチです。
対策
海水浴やマリンスポーツなどを楽しみたい場合は、マニラから離れたボラカイ島やセブ島などのリゾート地へ行きましょう。
⑩ 指定場所以外で喫煙・VAPEを使用するのはNG
NG行動
公共の場での喫煙は厳しく制限されており、違反すると高額な罰金や拘留の対象となります。
また、リキッド式電子タバコ(VAPE)の持ち込み・使用は禁止されています(空港の税関で差し押さえの対象)。
理由
フィリピン(特にマニラ首都圏)は公共の場での喫煙に非常に厳しく、大統領令で制限されています。
私服警官や市当局の監視員(Green Officersなど)が巡回しており、観光客でも容赦なく捕まるケースがあります。路上喫煙は見つかると即座に罰金を科せられることがあります。
対策
必ず「Designated Smoking Area(指定喫煙所)」の看板がある指定場所で吸いましょう。
加熱式タバコ(IQOS、Ploom TECHなど)は持ち込み・使用が可能です。
⑪ 教会で露出の多い服装・騒ぐのはNG

NG行動
ノースリーブ、短パン、サンダルなどの軽装での入場。
また、ミサの最中の写真撮影や大声での会話は厳禁です。
理由
国民の多くが敬虔なカトリック教徒です。
露出の多い服装は、神聖な場所を汚す行為とみなされます。
対策
観光で教会に入る際は、肩や膝が隠れる服装を心がけましょう。
⑫ 空港・警備員などの無断撮影はNG
NG行動
空港のイミグレーション(入国審査)、銀行、軍事施設、そして銃を携行した警備員などは、写真だけでなく「動画撮影」も厳禁です。
理由
テロ対策やセキュリティの観点から治安維持のため。
対策
警備員と一緒に写真を撮りたい場合は、必ず「May I take a photo?」と許可を得ること。
無断撮影はトラブルの元です。
⑬ トイレットペーパーを流すのはNG
NG行動
トイレットペーパーを流す。
理由
排水管が細く、水圧も弱いため、日本のように紙を流すとすぐに詰まってしまいます。
対策
トイレットペーパーは流さず、設置されたゴミ箱へ捨てる。
🔗詳しくチェック
「便座がないときはどうする?」「紙がない場合は?」など、より具体的なフィリピンのトイレ攻略法はこちら。
👉旅行前に知っておきたいフィリピン(マニラ)のトイレ事情
🐶 健康・安全のNG

⑭ 水道水をそのまま飲むのはNG
NG行動
蛇口から出る水をそのまま飲む。
理由
激しい腹痛や下痢になるリスクが高いため。
対策
必ず市販のミネラルウォーターを購入してください。
氷や屋台のカットフルーツも要注意。
歯磨きのうがいもミネラルウォーターを使うとより安心です。
🔗安心・安全ガイド
お腹を壊さないための注意点や、現地での衛生管理についてはこちらの記事を参考にしてください。
👉フィリピン(マニラ)の水・衛生事情|お腹を壊さないための対策
⑮ 野良犬・野良猫に触るのはNG
体験談
街中には野良犬や野良猫がたくさんいました。
現地の人も距離を置いているように感じました。
理由
フィリピンは狂犬病の発生国です。発症すると致死率がほぼ100%のため、噛まれたり引っかかれたりすることは非常に大きなリスクになります。
対策
どんなに大人しそうに見えても、野生の動物には絶対に手を触れないようにしましょう。
🔗もしもの時の備え
フィリピンでの狂犬病リスクや、万が一噛まれてしまった時の医療機関の探し方や日本から持って行ったほうがよい薬についてはこちら
👉フィリピン旅行|薬の準備と犬猫に噛まれた時の対処法
まとめ|フィリピンのNG行動を知って安全に旅行を楽しもう
フィリピンには、日本とは違う文化やマナーがあります。
特に注意したいのが、人前で相手を叱ったり恥をかかせたりする行動です。
フィリピンでは相手の面子を大切にする文化があり、強い言い方はトラブルの原因になることもあります。
事前に知識を身につけておけば、無用なトラブルを避けることができ、より楽しく過ごせるはず。
せっかくのフィリピン旅行、現地の文化や習慣をリスペクトしながら、最高の思い出を作ってくださいね!

ちなみに、露店の店主に「悪い人」と言われた夫は、いまだに「Tシャツくらいなら買ってもよかったな。」と言っています(笑)
💡 フィリピン旅行の前にチェック!
フィリピンの治安情勢や最新の入国ルール、禁止事項は随時更新されます。出発前には必ず、外務省の公式サイトで最新の安全情報を確認しておきましょう。
🔗 外務省 海外安全ホームページ(フィリピン)
(テロ・犯罪の注意喚起や、マニラ特有の治安情報が確認できます)

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🔗あわせて読みたい
今回紹介した内容以外にも、旅行前に知っておきたいフィリピン旅行の注意点についてまとめています。
👉フィリピン旅行|準備情報まとめ


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