「旅は計画通りにいかない──」
そう実感したのが、この2日目。
でも、行き当たりばったりでも、なんだかんだ楽しめてしまうのが旅の不思議。
そんな“50代おじさん韓国旅・DAY2”をどうぞご覧ください!
「梨泰院クラス」より腹ごしらえ⁉ 予定は未定の朝
朝8時半起床、10時にホテルを出発。
この日はAさん希望の「梨泰院クラス聖地巡礼」に行くはずだったのですが――
初日の疲労が抜けきらず、体力が回復しないおじさん3人組は、
「まずは腹ごしらえ!」と、地下鉄に乗って広蔵市場(カンジャンシジャン)へ行くことに。

広蔵市場で行列グルメ!餃子カルグクスが絶品
韓国グルメの宝庫、広蔵市場(カンジャンシジャン)。
市場をひととおり探索した3人は、行列のできる有名店「故郷のカルグクス」へ。
見た目の行列はすごかったものの、実際の待ち時間は10分ほど。
回転の良さに、おじさん達はひと安心。

旦那は「餃子カルグクス」を注文。
韓国風きしめんとも呼ばれる平打ち麺で、もちもちの食感がたまらなかったそう。

きしめんを手ごねした感じ。コシがあって美味しかったよ!
一緒に出されたキムチも旨味たっぷりで最高に美味しかったそう。
餃子カルグクスは8,000ウォン。餃子なしで7,000ウォン。
支払いは現金でした。(クレジットは使えません)
💡補足:カルグクスとは?
小麦粉を練って薄くのばした麺を、出汁で煮込む韓国の家庭料理。
餃子入りは特に人気で、日本人の口にも合いやすい!

こちらのユッケ屋さんも大行列のお店だそうです。
旦那は食べたかったようですが、満腹のため断念。
トイレ事情|in 広蔵市場
韓国旅行でひそかに気になるのが「公共トイレの環境」。
食後、旦那は市場内のトイレを利用しました。

ウォシュレットはなかったけど、清潔だったよ!
韓国では公共のトイレにウォシュレットがないのは一般的。
でも、広蔵市場のトイレは清潔感があり、安心して使えたそうです。
ちなみに、今回の2泊3日の旅で旦那が利用したトイレに「紙を流せないタイプ」はありませんでした。
(ごみ箱はあったものの、使用済の紙は流せる仕様だったとのこと)
どこも想像以上に清潔だったそうです。
ただ、帰国後は、

やっぱり家のウォシュレットが最高!
久々のウォシュレットに感動していました(笑)
旦那が旅行中に利用した韓国のトイレはどこも清潔で、紙も流せました。
【マツコも絶賛⁉】広蔵市場で食べ歩き

広蔵市場を歩いていると、ふと目に飛び込んできたのは…マツコ・デラックスの写真⁉

マツコさんも来たんだね!美味しかった?

夢中で食べてたら写真撮るの忘れちゃった(笑)
小豆・チーズ・ハニーの3種類が並ぶ中、旦那は王道の「ハニー」を選択。
外はカリっと中はとろ〜りの、甘さと香ばしさが絶妙。
これぞ、韓国屋台グルメの王道「ホットク」!
お腹いっぱいでも食べられる「広蔵市場の食べ歩きグルメ」で絶対に外せない一品です。
食べるのに夢中で写真撮り忘れた旦那ですが、思い出にしっかり残った味のようです。
支払いは現金払い。
広蔵市場で屋台グルメを満喫した3人は北村韓屋村(プッチョン・ハノクマウル)へ向かうことに。
タクシー乗車拒否⁉|北村韓屋村への道のり

広蔵市場でお腹を満たした3人は、次の目的地「北村韓屋村」へ向かうことに。
「歩いても行けそうだよ」と提案したのは旦那。
Googleマップで確認したところ、どうやら徒歩圏内(約30分)だったらしい。

ポイ活と健康のため、毎日1万歩くらい歩いてるんだ!
実は旦那、普段からウォーキングアプリでポイ活しているので、歩くのはまったく苦じゃないタイプ。
……が、友人2人は開始早々に疲れが見え始め、タクシー移動を決意。
「カカオタクシーで呼ぶ?」という旦那の声もむなしく、二人は通りすがりのタクシーに手を上げることに。
しかし、無情にも——
「近すぎる」と乗車拒否!
あきらめないおじさんたち、もう一度別のタクシーに挑戦……が、やっぱり断られる。

え、それって……もう歩き始めてたなら、タクシーじゃ近すぎたんじゃない?
あとで調べたところ、目的地まではほんの数百メートル。そりゃそうだ。
「カカオタクシーで呼ぼうか?」という案も出したものの、どうやら“近距離はドライバーに断られることもある”ようです。
数百メートルの距離じゃ、どのタクシーでもやっぱり断られがちなのかも。
気を取り直して、Aさんが事前にインストールしていた韓国の地図アプリ「NAVERマップ」を起動。
実は、韓国ではGoogleマップに一部制限があり、地下鉄の路線がうまく表示されないことがあるんです。
その点、NAVERマップは地下鉄やバスの経路検索がスムーズで、現地の交通事情に強い!
「旅行者はGoogleマップだけじゃなく、NAVERマップも入れておくと安心」——そんな教訓を得ながら、ようやく地下鉄で北村韓屋村へと向かうことになったのでした。
午後は、韓国の伝統家屋が残る「北村韓屋村(プッチョン・ハノクマウル)」へ。
北村韓屋村の裏通り|おじさんたちのレトロ喫茶タイム

北村韓屋村に着くと、伝統的な韓屋の街並みに観光客がずらり。
とくにメイン通りは、写真を撮る人でごった返していました。
そんな人混みに疲れたおじさん3人は、ふらりと裏通りへ。
静かな道を歩いていると、なんともレトロな雰囲気の喫茶店を発見。
おしゃれカフェというより、昔ながらの「喫茶店」。
妙に落ち着くその雰囲気にひかれ、入ってみることに。
5,000ウォンのホットコーヒーをすすりながら、しばし休憩。
「やっぱりこういうのが落ち着くな〜」と、少しずつ体力が回復していくおじさんたちでした。
裏通り、良い選択だったようです。
国立民俗博物館での勘違いと後悔|王宮に行った気でいた⁉
北村韓屋村から歩いて約15分。3人が向かったのは国立民俗博物館。
一般入館料は、大人3,000ウォン。
展示を楽しもうと入館したところ、目の前に現れたのは…立派な宮殿「勤政殿(クンジョンジョン)」!

でも、今回の旅はあくまで聖地巡礼が目的。そもそも、旦那はほとんど下調べをしていなかった(いつものこと)。

日本の博物館を想像していたら王宮みたいなのがでてきてびっくりしたよ~!
イベント開催中で人混みも多く、展示もイベントもそこそこに退館。

帰りに「光化門(クァンファムン)」を通り、なんとなく“景福宮を見た気”になっていた3人。
――しかし、帰国後。ふと調べてみて気づく。
あれ?景福宮、ちゃんと見てなかった!
入ったのは敷地内にある一部の建物だけ。
壮大な王宮全体は、全く見ていなかったのです。

せっかく目の前まで行ってたのに…。
見たかったな、景福宮…。
DAY1でのテーマ「準備不足による後悔」。
この”王宮(未)体験”で、またひとつ後悔が積みあがったようです。

旦那のリサーチ不足はいつものこと。
予定外だけど入れただけ良かったね!

今度は絶対調べて、リベンジしたいな〜!
──絶対調べないと思う私(インドア妻)であった。
☕光化門で限界|韓服レンタル通り
光化門周辺を歩き回ってすっかり足が棒になった3人が、
「ちょっと休もう」と見つけたのは、おしゃれなカフェ。
北村韓屋村の喫茶店とは違い、若者がたくさんいました。
メニュー表に写真はなかったけど、英語表記のメニューがあったので一安心。
みんな無難にアイスアメリカーノを注文。シンプルだけど、美味しかったそうです。
旦那はひと息ついてから、ひとりで喫煙所を探しに店外へ。
その途中、韓服(ハンボク)のレンタルショップが並ぶ通りに出て、
民族衣装を着た観光客たちが楽しそうに歩いている姿を見かけたそう。

そのとき、ふとこんなことを思ったんだとか。

娘が着たら似合うだろうなぁ。
韓服は色も形も華やかで、街の雰囲気によく映えます。
実際、外国人観光客の姿も多く、「自分だけ浮いたらどうしよう…」という心配は無用。
光化門〜景福宮周辺には、日本語対応のレンタル店も多く、気軽に体験できるスポットです。
ちなみに、国立民俗博物館は韓服を着ていくと無料で入れるそうですよ。
カフェに戻るともう夕方。
夕食前に3人で東大門のスパに行くことに。
🛁東大門|韓国式スーパー銭湯でリフレッシュ!
韓国式のスパは、おしゃれで高級感があり、エステやマッサージを楽しめるイメージでしたが、おじさん3人組が訪れたスパは、日本でいうところの“ちょっと小さめなスーパー銭湯”といった感じ。

お風呂で全身温まったおじさん3人は、横並びでマッサージを受けることに。

オプションで垢すりがあったけど、アカが出過ぎたら恥ずかしいからマッサージだけにした。
旦那にも恥じらいはあったようです。
登場したのは、ベテラン感が漂う韓国のおばさんマッサージ師3人。
ぐいぐい、ぐいぐい。
「う〜〜うぅ……」と情けない声を漏らしながら、なんとか耐える3人。
ものすごい力だったらしく、見た目とのギャップに驚かされたそう。
日本でもたまにマッサージに行く旦那ですが、
「あのおばさん、今までで一番の強さだったかも」とのこと。
でも、おかげでコリはすっきり取れたようです。
🍖明洞|「皇帝」でサムギョプサル食べ放題!
マッサージで元気を取り戻し、地下鉄で明洞に戻った3人はすっかり腹ペコ。

焼肉食べ放題のお店「皇帝」へ。牛肉も食べたくなったので、19,800ウォンのコースを選択。
日本と同じバイキング形式のお店だったそうです。

肉をジュウジュウ焼きながら、サンチュやえごまの葉に巻いて食べるのが韓国スタイル。
でも……

えごまの葉っぱはちょっと…俺は苦手かも。
なんでも食べる旦那ですが、えごまの葉は口に合わなかった模様。
シソだと思って食べたら、全く違う風味にびっくりしたようです。

ちなみに旦那は「食べる時はビール飲まない派」。

炭酸でお腹が膨れて食べられなくなるから、食べ放題では飲まないよ。
これに突っかかったのが、いつも一緒に飲むBさん。
ビールを飲むBさんいわく、「ビールを飲んだ方が胃がデカくなって食が進むんだ!」
というわけで、「飲む」「飲まない」で軽く言い合いになったそうです(笑)
一緒に旅できるのは、こういう仲だからこそですね。
旅行前にダイエットを頑張っていた旦那でしたが、韓国では食欲を抑えきれなかったそうです!
支払いはクレジットカード。
韓国の夜の治安は?|🛍夜11時、Kマーケットでお土産ラッシュ
ご飯の後は、夜11時過ぎのKマーケットへ。
店内は広く、遅い時間でしたがお客さんもたくさんいたそうです。
街には酔っ払いもいたので、日本でいう歌舞伎町の歓楽街を歩いているような気分だったそうです。
危険を感じるほどでもないが、トラブルに巻き込まれることもありそうな雰囲気だったとのこと。
それぞれ家族や職場向けにお土産を吟味し、荷物を抱えてホテルへ帰還。
長い1日、お疲れさまでした!
📝まとめ:計画不足でも楽しめた⁉ おじさんたちのドタバタDAY2
DAY2の旦那の行動をまとめてみました。
見どころ | 出来事 | ひと言メモ |
---|---|---|
広蔵市場グルメ | 餃子カルグクス&ホットク | 並んでも食べる価値あり! |
韓国トイレ事情 | 予想外⁉清潔なトイレに驚く | 紙を流せて安心 |
北村韓屋村 | タクシーに拒否られ裏通りカフェへ | 人混みに負けて裏へ避難 |
国立民俗博物館 | 勤政殿・光化門で満足… | でも本当は景福宮も見たかった |
韓国式スパ | マッサージ | 凄腕だった |
焼肉食べ放題 | ビール飲む飲まない問題 | 50代でもケンカした |
Kマーケットでお土産 | 明洞の街の様子 | 酔っ払いが多かった |
旅はまだまだ続きます…!
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🔗参考リンク
韓国旅行に役立つ情報はこちらからどうぞ👇🏻
サイト | リンク先 |
---|---|
韓国観光公社|広蔵市場 | https://japanese.visitkorea.or.kr/svc/contents/contentsView.do?vcontsId=106351 |
韓国国立民俗博物館|公式 | https://www.nfm.go.kr/japanese/subIndex/546.do |
※イラストは「いらすとや」様よりお借りしました。
https://www.irasutoya.com/
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